Last Updated on 2024年12月5日 by sakkiy
前々回の記事では肉体的な負担の事について、前回の記事ではその負担によって生じる事の詳細を記事にさせていただきました。
今回は逆に試合をするコーチはどのような方なのかを記事にしたいと思います。
今回の記事は今までと逆な感じの内容になりますのでコーチに試合をしてほしい!っていう方の参考にもなれば幸いです。
仕事として卓球をしている人にとってデメリットが大きいので試合をしないコーチも居るというのが今までの記事で書いてきた事になります。
ですが試合をする事がコーチのメリットになる事もあります。
失礼な言い方かもしれませんが試合をしても疲れないレベルの相手や試合をしている方が楽な相手だったら試合をするメリットが出てきます。
試合もゆっくり目でラリーを続けて相手がミスするまで軽くラリーを続けたら変に厳しい練習相手をするより楽だったりします。
一定以上のレベルの方を相手にするとなるとそうはいきませんが、相手させてもらう方のレベルによってはそういった事も可能です。
いつでも点数を取れる、点数をコントロールできるような状況でもあるのでレッスンなど時間が決まっている時には特に楽です。
それで試合の後にアドバイスみたいなのをして話をして打たずに体力を消耗させずに時間も使えたりと肉体的な負荷がほぼないような状態で時間を使う事ができたりもします。
そう聞くと悪意を感じるかもしれませんし、試合をするコーチ全員がそうじゃないとは思いますが実際に昔にバイトに行ってた卓球場のコーチからはそうやらないと体力も持たないし、いかに体力を使わずに時間を消費させれるかを考えろと指示されたこともあります。
まぁ限られた時間の中で多数の方の相手をしないとお金が貰えない訳ですから稼ぐという事を考えたら合理的なのかもしれません。
私はそういった事が嫌だったのですが雇われているような状態じゃ利益を出さないといけないので自分が一人でするという考えに繋がる要因の一つにもなりました。
私は基本的に試合はしませんが、言い方悪いですが試合をしても疲れない相手の方にとって試合をしてメリットがあると思う時は試合の提案もします。
その時は大体は点数以外の何らしかのハンディを背負って相手の方にも勝てるチャンスがそれなりにある状態を作って試合をします。
勝てるチャンスがある試合でないとアドバイスも何もないみたいな事にもなりかねませんし…
相手に方の要望にもよりますが私はそんな感じでしています。
ついでに言うと球出しばかりするコーチも体力温存パターンが多いです。
私も球出しもしますしマシン練習もしますけど、新しい技術の導入の時とか本当に相手の方のレベルアップに効率が良いと思った時にする感じです。
体を温める為とか感覚を合わせる為に球出しを最初にしたいという方もおられますので、そういった方には勿論させていただきますが意図が分からない球出しを要望された場合は球出しの方が楽であっても何故その練習をしたいかを聞くようにしています。
トップレベルになると球出しに違う意味も出てきますが一般レベルでは生きている打った方がレベルアップにつながる事が多いです。
やっぱ打って返って来た球と球出しの球は違いますからね…
ですがそれでも試合をしてくれた方が楽しいっていう方やレベルアップだけが目的でないという事も勿論あると思うので、どういったコーチが合うのかは人それぞれなので試合をする事も球出しをする事も100%悪い事とは思いません。
後は単純に試合をするのが好きなコーチ、コーチも卓球を楽しんでいるパターンっていうのもあります(笑)
まぁそれはそれで楽しい雰囲気で卓球をして良いのかもしれませんね。
私の経験上はレベルアップを望まれている方が結構多いと思いますので雇われて卓球をしている時は、相手の為にならないしレベルアップへの遠回り、下手したら足踏み状態にしかならない事をするのが本当に嫌でした。
ですがそれをしないと私は怒られますし酷い時は接待卓球みたいな感じで相手が上手くなったと錯覚させるように練習相手をしたりする事も…
点々と雇われで卓球をしましたが、正直どこも似たり寄ったりで当時は絶望を感じていました。
自分が信じていたコーチが殆どその日の体力温存とかしか考えていなかったり自分だったらそんなコーチに教わりたくないし、なりたくもないと思いました…
自分が卓球を頑張っていた当時に巡り合いたかったコーチ像を投影して今は相手をさせてもらっています。
もちろん試合をするコーチ全員が悪意がある訳ではなく私が知らない考えや私が経験した事ないような事もあると思います。
見極めは皆さん頑張ってください(笑)
ただ擁護する訳じゃないけど私の考え方ってキレイごとっちゃキレイごとだと思うんです。
20代前半の頃はそんな事まともに考えていなかったのですが結局運営や利益を考えるとコーチ視点だと必要な部分もあるのは理解は出来ます。
1日中卓球してそれを連日行う訳ですから、そら毎回全力ではやってられないのは現実的に考えて仕方ない部分もあると思います。
私もですが、試合をしないっていうのも体力や肉体的に無理っていうのもあるので実際は似ている部分もあると思います。
ただ私は体力を使う平均値を低くして数をこなすってやり方をしないっていう感じで…
翌日以降に影響が出そうな事は私でも断りますし、ずっとドライブを全力で打ってくれとかも断ります(^^;)
私の場合は他の方を相手する時に影響が残る内容は断るって感じですね。
ただ球出しだけとか本当に数をこなす為の体力温存とか相手の事を考えた時に不本意になる事はしたくないので私の場合は相手の方のレベルを考えて相手させてもらう時間をセーブしたりズラしたりしている時もあります。
これは非営利だから出来る事で普通はそうはいかないっていう現実がある事もご理解いただいて、折り合いがつけれそうなコーチを見つけてもらいたいと思います。
その中で最大限がんばってくれている方もおられると思いますし昔の私のように不本意でされている方もおられますからね…
なんかちょっと暗い話になっちゃったかもしれませんね(笑)
ですがコーチ側の視点や現実を知る機会はあまりないと思いますので参考にしていただければ幸いです。
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