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世界卓球2022の感想・・・女子編

Last Updated on 2022年11月4日 by sakkiy

今年の世界卓球が終了して暫く経ちましたが私個人の感想などを記事にしたいと思います。
下の動画も続きからの記事もそうですが私の独断と偏見な意見もあると思いますので気分を害される可能性があります。
イヤな思いをする覚悟が出来ましたら観て読んでくださいね(笑)

選手個々の感想

伊藤選手

中国戦以外は全勝というのはいつもの事ですが、いつもより競った試合も多かったように感じました。
ですが大会中にコンディションを上げていったというか内容は悪くない試合ばかりで相変わらずの存在感でした。

チーム内で一番試合数も多く監督からの信頼もやはりあったと思いますし中国戦も紙一重の戦いでした。
正直期待を上回る事はありませんでしたが下回る事もなかったのが凄いと思います。

世間的にも注目されてプレッシャーのかかる中なので今後にも期待したいと思いました。

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早田選手

世界ランク日本人トップで挑んだ大会でしたがエース扱いはされず起用回数も少なかったのがちょっと謎でした。
今回は伊藤選手とWエースくらいの感じかと思っていたのですが実質2番手扱いだったのでしょうか…

準決勝のドイツ戦で勝ちはしたけど負傷という事で決勝は出場しませんでしたが周りのマネジメントがちょっと疑問です。
もしかしたら予兆があって試合数も制限してたのかもしれませんが…

ですが結果も内容もここ2年くらいは良く世界ランキングにも結果として現れているので早田選手を推さない意味が分からないっていう感じです…
今大会はちょっと選手本人よりそこが疑問だったので今後は早田選手への扱いに注目かと思いました。

あとは監督よりアドバイスしていたのが目立っていてベンチでも存在感がありました。
ここは私の周りの意見でも非常にポジティブな意見が多く今後のベンチワークへの期待感もありますね。

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木原選手

今大会は扱い的には2番手と言っても過言じゃない扱いだったと思います。
早田選手の欠場もありましたが決勝でも2本出るポジションでの起用でしたしね。

中国戦以外は全て勝った結果も良かったですし接戦を全て勝ち切れたのは凄かったです。
正直もう少し楽に勝てた試合もあるようには見えましたが、そこはベンチワークの課題とも言えると思います。

今後もコンスタントに代表に入って来そうですし飛躍に期待したいです。
表でも伊藤選手のようになる必要はないと思いますが伊藤選手のような決め球みたいなのが出来れば劇的に変わりそうな気がしますので期待したいです。

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長﨑選手

実質4番手扱いだったと思いますが早田選手の欠場で決勝も出場する事に。
決勝以外は全勝でしたが同じミスが続いて危ない試合もありましたが経験がそこまでない中で事もあると思いますしネガティブな事じゃないと思います。

ただ中国に負けた後にも笑っていたのは雰囲気を大事にしたのかもしれませんが中国との差がそれだけあったように見えました。
ですが今大会では前でもプレーできる感じが見られて威力もありますし伸びしろは一番大きい選手だと感じました。

選手本人の努力は勿論ですが、この選手をどれだけ伸ばせられるか、日本の強化方法や周りの力が問われていると思います。
今は世界ランキングもそこまで高くないですが個人的には期待大です!

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佐藤選手

今回は最年長でキャプテンとしての出場でしたが出番はグループリーグのみ。
せっかくカットマンという特殊なタイプなのにチームとして活かしきれていない感じがしました。

佐藤選手自体は全然悪くないのですがベンチでのアドバイスも早田選手が中心ですし何故こんな扱いをされているのかが疑問です。
こんな扱いだったら佐藤選手を選ぶのが変な話で選手としても立場がないように思えます。

実際に佐藤選手批判な声もありましたが批判すべきは監督や選考に携わった方々だと思います。
今大会で佐藤選手が意味ない、存在感がないのは事実だと思いますが、それを作り出したのは本人ではありません。

早田選手が欠場したのに決勝も出番なく私は佐藤選手の出場に期待していたのですが、あまりにも扱いが酷く平等だとは思えませんでした。
本人にとっても悔しい大会だったのではないでしょうか…

今後はこれをバネにしての成長と飛躍を期待したいです。
批判している人達を見返してほしい!

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他国の感想

※敬称略

中国

決勝トーナメントは一度だけ王 芸迪が出場して他はすべて五輪メンバーでしたので王 芸迪がランク的に見ても上3人に次ぐ控えメンバーという感じなのかと思います。

決勝は孫 穎莎が3番目に出るっていうのは予想外で結果的にも意図も分からない感じでしたが1本も落とすことなくの優勝でした。
相変わらずの強さと安定っぷりでしたね…

ただ下の世代が微妙で王 曼昱も孫 穎莎も若いですが、同世代か次世代の若手がまだ出てきていない感じもしました。
王 曼昱もたまに波があるので今のうちになんとか中国に追いつきたいと感じました。

今後の大会では王 曼昱と孫 穎莎以外の選考と出場機会がどう与えられるかが見どころだと思います。
暫くは陳 夢もトップを維持するでしょうがもう30手前ですからね…

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その他の国

大方は予想通り、予定通りな感じだったと思います。
韓国が申裕斌がいなかったのがちょっと残念でした。

ドイツはベテランが多いので今後どうなっていくのか心配かもしれません。
ただそんな心配をしてもう何年も同じメンバーでトップを走ってるもの凄い(笑)

シンガポールも馮天薇のようなベテランが抜けて厳しそうです。
そんな世代交代を感じさせる国も少しありましたが今後も暫くは世代交代に困る国以外は大きく変わる事はなさそうです。

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今後の日本について

監督

監督がアドバイスしている姿は見られずベンチでも立ちはするけど喋っている所は殆どなく良く分からない監督でした。
中国戦終了後の監督コメントで良い経験になったっていうお話があったのですが監督が良い経験をしていたら中国には勝てません。

日本が今までより少し苦戦しながら決勝にいったのも監督の影響力が落ちたのが原因という意見もあったりします。
確かに内容を比べたらそんな感じはしますね。

良い言い方をすれば選手中心という感じがしましたが、それならベテラン選手は必要だったと思います。
これは下記の選手選考で書きたいと思います。

今回の監督があえて今回は何も言わずに先を考えて選手中心にして任せたのか逆に方針として選手中心にしたのかは定かではありません。
ですが意図があれば良い経験になったっていう監督コメントは変だと思いますし意図はないように思います。

監督を育てるって言っても失礼ながら若い監督でもないように見えますし…
仮に育てるなら世界卓球でなくとも選手のベンチコーチなど選択肢もあったと思いますしね。

ただ世界卓球をどういった大会と位置付けていたかも分かりません。
特に団体戦なので銀メダルは誰が監督しても同じっていう考えでいった可能性もあるとは思います。

しかし上述のように育てるっていう年齢じゃない監督っていうのがあるので結局考えてもそこがっていう感じで…
どういった意図の監督かが見えてこない大会でした。

監督交代はまぁ今までのパターン的にないでしょうから監督が今後も今回と同じような感じなのかどうかは注目点になってくると思います。
卓球は個人競技なので監督やベンチワークは軽視されがちですが格上に勝つには非常に大事な部分です。

中国も監督交代で選手がボイコットするなどという事件が過去にあったりしましたが、監督がそれくらいの存在であるからの強さもあると思います。
もちろん選手個々の能力は必要ですがベンチワークは本当に大切です。

日本は何となく結果は出ていて世界でもトップクラスの国っていう感じになってきていますが世界と比べるとベンチワークはかなり遅れていると思います。
上の国の中国ですらベンチワークは大切にしていますが下位国から参考に出来る事も多々あると思います。

私が昔からベンチワークの事を動画で喋っていてご視聴いただいて見方を変えて賛同いただける方も増えてきましたが日本ではまだまだこのような考え方は一般的ではないんだとは思います。

ですがこのまま監督の感じが変わらないと大きな大会で大失敗になる可能性も秘めていると思っていて怖いです。
結果が出て変わるでは遅いですからね(泣)

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選考について

監督については上記に記載しておりますが、今回のような監督で選手主体で行く感じにするならベテラン選手は必要だったと思います。
直接的に言うと石川選手ですね。

別にそもそも代表に選ばれてもおかしくない実力は今も普通にあります。
世界ランクも日本3番目を維持していますからね。

若い選手主体で行くっていう試練を与えるなら佐藤選手の選出もおかしいですし選考会を〇歳以下とかでするべきです。
まぁ選考会のやり方がその日に勝った人っていう感じなので何の意図もないのは目に見えていますが…

今回みたいな団体戦なら確かに一人くらいは国内で従来の選考方法で決めてチャンスを与えても良いかもしれません。
日本女子は1本落としても後は勝てるくらいの余裕のある戦力だと思いますしね。

リーグ戦はローテーションで行っても大丈夫なくらい余裕があるので、そういった選手に2回くらいはチャンスを与える事は出来ると思います。
そうするなら国内選考も有意義かもしれません。

ですが基本は海外選手と対戦する選手を決めるのに国内で決めるのは合理的ではないと思います。
国内では強い選手もいますし国内用の対策が上手な選手もいますからね。

結局そういった選手を選んでも国外では正直意味ないです。
ただ日本の女子はレベルが高いので、そういった選び方でも負ける事があまりないので目立ちませんが逆に埋もれている選手もいるかもしれません。

日本は今大会は結果も内容も選手的には良かったと思いますが、それでも危ない試合もありました。
横谷選手を使わないっていう判断はそうせざるを得ないっていう事だというのは理解できます。

何にしても最低限の実力は必要なので選考枠に入るかどうかくらいは国内で決めても良いかもしれませんが…
あとは中国以外には負ける事は現状なさそうなので中国対策だけで選んでも良いと思います。

中国選手への対戦成績だけで選んでもっていう感じもします。
今の選考では中国に勝ちに行く優勝を狙いに行く選考には感じられません…

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