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ダイナスティ カーボン(DYNASTY CARBON):STIGA

Last Updated on 2021年4月18日 by sakkiy

Xu Xin エディションでも有名なラケットです!

性能は同じで値段が上がってもXu Xin エディションを購入される方が多いそうです…

流石人気選手ですね!

 

今回はペンでのレビューになります。

スティガ ダイナスティカーボン FLA [卓球ラケット]

価格:16,208円
(2021/6/18 09:02時点)

レビューは続きから↓

メーカーからの情報 

説明文

弾みはカーボン、打球感は木材合板のスーパーラケット

アウターカーボンを搭載しボールの威力を出すことは勿論、木材の打球感の良さを残し細かい技術とのバランスが取れたラケット。

STIGA独自の加工技術「TeXtreme +」によりスイートスポットが広く、創造性豊かなプレーと繊細な感覚を実現したいプレーヤーに。

 

『ダイナスティ カーボン Xu Xinエディション』卓球王国 ベスト・オブ・ザ・イヤー2019 ラケット部門 グランプリ獲得!!

卓球専門誌『月刊・卓球王国』が行っている「ベスト・オブ・ザ・イヤー2019」のペンホルダーラケット部門において、スティガの『ダイナスティ カーボン/ダイナスティ カーボン Xu Xin エディション』がグランプリを獲得。

各部門のグランプリの中でスティガはヨーロッパブランドで唯一の受賞となった。

以下は卓球王国誌面から抜粋。

「世界最強のペンホルダー、許昕(中国)が使うラケットが1位を獲得した。売れた理由は明白だろう。

世界で活躍するペンホルダーが少ないので、自ずとペンホルダーと言ったら許昕という図式ができている。

そして、試合動画がテレビでもウェブでも簡単に観られるので、許昕が放つドライブの凄さが周知されていることだ。

性能面でも他のラケットとは一線を画す。

合板構成はアウターのカーボンラケットだが、打球感はカーボンをまるで感じない。

 

木材合板のような球持ちながら、打球はカーボンのように飛び出していく。スティガ独自のカーボン性能が発揮されている(2020年2月号)」

ワールドチャンピオン、オリンピックチャンピオンでもある許昕は自分に適した強い武器が必要だと本社と協議をした。
本社の特別なラケット開発チームは許昕と共にカーボンラケットで繰り返しテストを重ねた。

その中で許昕は高品質、ハイパフォーマンスのラケットを自分の手に取るため一切の妥協を許さずこだわりぬいた。

許昕

「プラスチックボールに変わり、とても早い段階から、新しいラケットを必要としていた。

私が重視したことは、さらに強いボールを出せるようになることと、細かい技術もできるバランスだ。

ボールの威力は勿論、その総合的なバランスを取るため長年かけてSTIGAと開発し、時には厳しい要求をし、妥協を許さなかった。」

クラシカルな木材の感覚と新しいカーボンテクノロジー「TeXtreme®+」を融合したラケット。

「TeXtreme®+」はSTIGA が特許を取ったテクノロジーで従来の「TeXtreme®」より硬めの加工を施し、打球感のバラつきを抑えた。

スイートスポットを広げることを可能とし、力強さと細かい技術の究極のバランスを実現したラケットだ。
許昕のプレーのように創造性と技術、力強さを求めるあなたに是非使って頂きたいラケット。

ダイナスティカーボンとダイナスティカーボンXuXinエディションがあるが、許昕は彼にとって特別なレンズとデザインを求め、彼の特別な存在の許昕の妻がデザインをした。私たちはそのラブストーリーを聞いてレンズに組み込んだ。そして私たちは2つのラケットを発売することを決めた。

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TEXTREME® TECHNOLOGY 

スウェーデン製のカーボンファイバーテクノロジー

特殊な技術で1つ1つの粒子を熱することにより、軽量で細い糸状のカーボン繊維を生み出し、それを丁寧に編み込むことによって、従来のカーボンファイバーより平らな繊維板で、軽量かつ硬いカーボン素材を作り出した。

 

この独特であり特許を取得しているカーボン素材は、卓球業界ではかつて使われたことがなく、卓球業界では、スティガだけがライセンスを取得しており使用可能な素材である。

 

この素材は、縦方向(湾曲)か横方向(ねじれ)の一方向に対して、柔軟であるという特性を持っており、卓球ラケットに対しては、カーボンを織り込む角度に違い(45°、90°)を持たせることで、異なるパフォーマンスを発揮する。

 

また、このTeXtreme®テクノロジーは、レーシングマシンやテニスラケット、ゴルフクラブ、ロードバイク、アイスホッケーのスティック等にも使用されている。

 

DIAMOND TOUCH TECHNOLOGY

ラケット表面を、美しく、とても滑らかに仕上げる事によって、優れたボールタッチと打球感を生み出す事を実現。

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指標など

板厚:5.9mm± 

平均重量:95g±5g

木材5枚+2枚(アウターカーボン) 

コントロール:46  

スピード:142

MADE IN SWEDEN

J.T.T.A.A.日本卓球協会公認

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打つ前の情報 

イメージ

カーボン感がマシと言ってもカーボン嫌いな私からすると結局カーボン感を感じるラケットが多くメーカーさんの説明に期待してガッカリした事の方が多いので正直今回も同じと思って試打しました(笑)

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重さ・硬さ

重さはやはり感じました。

触った感じや球突きでは硬さはやはり硬そうには感じますが…

見た目

木の色が中々カッコイイですね!

値段の高いXu Xin エディション スペシャルBOXはグリップのラケット名のプレートが通常のラケットと比べて逆に付けられていて左利き選手を意識した細かいオシャレもあったりします。

写真のように左手でペン持ちした時に真っすぐ見えるようになっています。

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使用感 

回転

アウターの割にはカーボン感がそこまでなく掛けれました。

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スピード

メーカーさんの指標:142

何でもかんでも出る訳じゃありませんでしたが、軽打でも充分なくらいは出ました。

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コントロール

メーカーさんの指標:46

ぶっ飛ぶ感じじゃなくある程度力を加えると弾む感じで脱力できればコントロールはアウターではかなり良い方だと思います。

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打球感

打つまでは結局硬そうな感じはしていたのですが、いざ打ってみるとそうでもなく強打してもそこまでカンカンする感じじゃなくアウターの中では手に響く感じもあり自分で打っている感じがありました。

 

説明にある「木材の打球感の良さ」は確かに感じて細かいプレーでも手に伝わる感じはありましたが、脱力をどれくらい出来るかによって変わって来る部分かもしれません。

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技術使用感 

ドライブ

説明に「木材合板のような球持ちながら」とあるようにカーボンが苦手(ほぼ無理)な私でも割としっかり掛ける事が出来てループとスピードの使い分けやコントロールもしっかり出来ました。

 

回転とスピードの両立もアウターの中ではかなりしやすい方でした。

ただしっかり掛ける事が技術的に出来ないとカーボンで飛んで行ってしまうので掛ける事を手助けしてくれたり掛けやすい訳じゃありません。

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スマッシュ

軽打でも弾きやすくてスピードも良くて収まりも良かったです。

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ブロック

アウターカーボンの割にかなり収まりが良く吹っ飛んでオーバーミスっていうのがあまりなかったです。

ラバーで吸収してコントロールする感じも充分感じられました。

 

カットブロックなどはナックルにするくらいは木材と似た感じでそこまで難なく出来ますがしっかり回転を入れたカットブロックはやはりカーボン感もあって難しかったです。

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サーブ

普通にちゃんと持てる感じで硬い木材ラケットと同様の感覚で出来ました。

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カウンター

前で相手の威力を利用するカウンターは流石にちょっと飛んで行く感じがしますがアウターではかなり収まりは良いと思います。

自分からリスクを負って前で掛け返したり振り返したりする必要ないくらいのスピードも出ます。

 

下がったらしっかり振れば説明にある「飛び出していく」の通り球は行ってくれるので引き合いも逆襲も問題ないです。

また同じく説明にもある「スイートスポットが広く」っていう感じもあって少しズレても飛距離的には何とか収まってくれる感じもありました。

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台上

フリック

弾きに行かなくてもしっかり押すナックルフリックで充分なスピードがありましたしコントロールも良かったです。

回転を掛けるフリックはしっかり掛けるのは難しいですがスピードはナックルフリックと同じくらい出るので回転で変化出したりするより安定を求めて使うのはアリと思います。

ツッツキ

自分から切らない相手の回転を利用した脱力ストップなどは全く問題なく出来ました。

脱力すれば弾みなく良いのですが自分から切りに行くストップはやはり弾みが出て難しいです。

 

普通のツッツキや鋭く深く送るのも回転量の変化を付けるのはラバー次第になりそうですがコースや収まりなどのコントロール的には問題なかったです。

チキータ

誤魔化しチキータくらいだったら問題ないですが自分から回転を掛けたり変化を加えるとなるとコントロールが難しくなりました。

思い切ってスピード系の方が逆に収まり良いかもしれません。

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男女差 

男性

中後陣メインの裏裏の方にオススメです。

前陣でも使えなくはないですが、オールラウンドに下がったりする頻度が高くない限りはそこまで積極的に選択肢に入れるラケットではないかと思います。

 

表でも全然使えない事はありませんが、値段も高いですしあえてコレを選ぶ理由はないと思います。

女性

ある程度のスイングスピードとパワーがあればループ志向、回転重視で使うのはありと思います。

ただラケット自体が弾んでも軽くて弾む訳じゃないので下がったりオールラウンドを重視する場合は中々選択肢には入らないと思います。

 

学生卓球など若いスタイルの方にはもちろん男性同様の部分はあります。

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オススメ 

使い方

前陣より中後陣やオールラウンドなプレーに向いてると思いますし大きいプレーだけでなく細かいプレーも重視する方にオススメしたいラケットです。

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戦型・戦術

ペンだと裏で使うラケットになってくると思います。

裏なら色んな戦型に合うと思いますが中後陣のドライブメインが一番合うと思います。

 

ただ中後陣でロング戦だけで戦いたい場合は他の選択肢も出てくるので、その中でも細かい部分も大事にする方にはオススメです。

細かいプレーでチャンスを作ったりする戦術にも向いています。

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使用者レベル

重さもあり脱力も必要になって来るので上級者向けのラケットになると思いました。

中級者の方でもガンガン打つっていうだけの場合は使えはするでしょうけど、それならわざわざこのラケットにしなくても良いかなぁという感じです。

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総合評価 

良い部分

アウターなのに木材感もあってコントロールも良く細かい所でも問題なく使える所。

しっかり振れば威力も出てメリハリのあるラケットだと思います。

悪い部分

重たいのと脱力が出来ないとコントロールが良い部分もそこまで感じられない所。

ラケットが技術を手助けしてくれる感じはなく使いるレベルが限られている所。

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レビュー動画 

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