Last Updated on 2021年7月4日 by sakkiy
先日7月3日、2021卓球NIPPONドリームマッチが開催されました。
五輪本番と同じ紅双喜ボールと三英の卓球台を使用して行われました。
会場となったサイデン化学アリーナが埼玉県にあることもあり埼玉県内の卓球協会登録者のうち約1,000人が実際に会場で観戦しました。
五輪代表が1本も落とすことなく5-0で快勝しました。
結果詳細や選手コメントなど↓
試合結果
女子日本代表チーム 5-0 仮想ドイツチーム
石川佳純/平野美宇 -8、2、-9、8、5 宋恵佳/長﨑美柚
伊藤美誠 8、7、10 原田春輝(男子選手)
平野美宇 6、9、-7、4 長﨑美柚
伊藤美誠 10、5、9 宋恵佳
石川佳純 5、-9、9、7 原田春輝(男子選手)
コメント
石川選手
久しぶりの有観客の中での試合で緊張感もあったし、五輪本番と同じ台でやらせてもらえて良い経験ができた。
自分のプレーとしてはダブルスもすごく良かった。
最後のシングルスは課題が残ったが勝てたのは自信になった。
ダブルスは全セット苦しい展開やシーソーゲームが続いた。
苦しいパターンをなんとか自分たちのパターンに変えられた。
苦しい試合を緊張感のある中でできたことが収穫。
実践機会が少なかったのでいい経験、勉強になった。
WTTカタール後もダブルスの練習はたくさんやってきて特にサーブ、レシーブがすごく大事でお互い意識してやってきた。
競った場面で色んなサーブを使っていけたし切替えも早くできたので、そこはWTTの時よりも自分たちが良くなっている所。
伊藤選手
ドイツと全くラバーが同じというわけではないが今日試合をしてくれた方々に感謝したい。
お客さんがいる場所での試合は緊張感があって、いつものトレセンの無観客での試合とは違う雰囲気でできたことにも感謝したい。
1試合目の1ゲーム目が良くなかったがゲームを取れたので2ゲーム目以降も自分の展開にもっていけた。
色々やるけどミスをしない卓球を目指しているので、1ゲーム目からそれができるようにしたい。
普段トレセンでやるとき動いて声を出して楽しくやっている。
今日は有観客ということもあって普段より緊張感があって、いつもみたいには出来ていないと感じていた。
落ち込んだり良くなったりの差が激しいので割り切りが必要。
昨日の混合ダブルスは0-4で負けてしまったので気持ちを切り替えて普段の生活の中でも見直していこうと決めて、ここから1日1日やりきれるように自分の中で思い出したことを色々書き出した。
今日は団体でシングルス2本出させていただくことが決まっていたので2試合とも今日できることを出し切ろうと思っていた。
もっと切替えの速さや割り切りをしていく必要がある。
自分でどうしようもないときもあるし自分でコントロールできないこともあるので割り切りが必要。
逆に練習ではどうにかするということを心においてやっていきたい。
明日、明後日もトレセンで今日のような団体戦をやる予定だが、特に昨日今日と有観客でやれたのはよかった。
緊張感もあったし、もっと人前でやりたいと思った。
昨日のミックスも1試合じゃ足りなかったです(笑)
緊張感を持ちながらも落ち着いて笑いながら私らしくやりたいと改めて思いました。
ミックスの最終日とシングルスの初戦が重なる予定。
ミックスで勝っても負けてもシングルスで全力に臨めるようにしたいですし1種目ごとに集中できるできるようにしたい。
普段は沢山の人と接する機会は少なく自分のことに集中できている。
有観客でスタッフが多い環境での試合では自分のことだけに集中するのは難しいことを実感した。
五輪本番では1人になって自分のことを考える場所、落ち着ける場所を作って自分自身に集中することが大切。
特にミックスや団体だと周りのことが目にも耳にも入ってくる。
自分が出る試合に集中することが大切で今日はそれが出来たと思う。
平野選手
久しぶりの有観客の試合だったので緊張感があった。
この環境で試合をさせてもらえたことにまず感謝したい。
特にダブルスの最初は少し緊張してしまった。
ダブルスの後半からシングルスでは練習してきたことが出せて凄く良い経験をさせてもらえた。
ダブルスは後半になるつれ頭も整理されていって競った場面でも落ち着いて考えながら出来たことが良かった。
シングルスは2試合目だったので最初からかなり考えがまとまっていたし、良いプレーができたので最初から最後まで良かった。
ラリーは自分のタイミングでしっかり打つことを練習してきた。
パワーがある選手相手でも1本ずつ自分のタイミングで打てたので試合をコントロールできる感覚が前よりもあった。
サーブからの3球目も考えながら1球ずつできた。
焦ってしまうことがあまり無かったのが良かった。
ラリーが続いてもしっかり足が崩れず連続して返球できたので、もっともっと強化していきたい。
仮想ドイツという事でドイツ選手と戦型が似ていたので意識し、オリンピックの舞台と同じだと思って試合をすることを心がけた。
リオでの経験を活かしたいと思う。
今日、有観客で試合をして無観客と違う緊張感があった。
今日感じたことをオリンピック本番でも生かせるようにしたい。
馬場監督
一番良かったのは暫く試合がなかった中で緊張する場面を作っていただいて団体戦の試合ができたこと。
2019年のチームワールドカップ以来、有観客での団体戦は無かったので。
2020年前までは国際大会が沢山あったが今は試合が少なく練習期間が長い。
普段のトレセンでも、いかに緊張状態を作り、その中で自分のプレーをできるようにするかを考えている。
五輪で選手が自信をもって試合に臨めるように、良いコンディションで臨めるようにするために毎日調整をさせながら強化をしていきたい。
今日の試合の反省点はダブルスの1ゲーム目が出足が良くなかったこと。
五輪では同じことが無いように1ゲーム目からスタートダッシュをかけられるようにしたい。
ダブルスの課題は一つ一つ達成していっている途中。
今日は選手がよく考えていて冷静に「これが効いている。これをやっていった方がいいね。」という話が出ていて5ゲーム後半は特に良かった。
ダブルスはセットによって相手が変わりボールも変わってくるので、そこに対応していきたい。
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