Last Updated on 2024年4月5日 by sakkiy
少し前に中学生の最後の大会で結果を出したいけど短期間では簡単にはいかないっていう記事を書きましたが今回は大人の場合はどうなのかっていうお話をさせていただきたいと思います。
前回の記事がベースにはなりますので合わせて参考にしていただければと思います。
大人は基本的には本人からの相談になるので結構イヤな現実を突きつけられるかもしれませんので嫌な思いをして良い方のみ続きをご覧ください(笑)
中学生との違い
期間
中学生と違って3年間と決まっている訳ではありませんので、やり続けていたら結果は出せるような気がする方が結構多いように感じます。
ですが周りの方もやり続けていた場合は周りの方も成長する訳で結局は中学生の話と同じく追いつくにはどれくらいの時間が必要なのか問題は発生します。
成長が止まっている方には自分が成長を続ければ追いつけるというのは間違いないかもしれませんが自分自身も成長を続けれれるかは分かりませんし習いに行っても劇的に上達できるかは現実問題なんとも言えない場合もあります。
もちろん習いに行って劇的に上達する場合もあるのですが詳細はまた下記の項目に書いていきたいと思います。
特に色々な所に習いに行っても上達が感じられない方は現実を突きつけられて辛いかもしれませんが参考にしていただければと思います。
成長スピード
歳を重ねていけば体が硬くなったり体力が持たなかったり筋力の問題も出て来たり感覚も鈍くなったりで同じ時間やっても成長スピードは遅くなると思います。
変に考えたりで成長を妨げる事もありますしね…
ですが20代前半など若ければまだ同じくらいで成長は出来るかもしれません。
ただ問題は大人でそこまでの時間を使えるかですね(^^;)
上手い事考えたり工夫したりで何とかするのは子どもより出来る可能性もありますが、それでも子どもの頃の時間を埋めるのは若くても厳しいでしょうし、やはり子どもの頃からずっと続けている人に勝てるようになるのは結構厳しいものがありますね(泣)
現実を見る
上級者を目指す
※一般のオープン大会に出場して毎回入賞を狙えるくらい、試合では9割以上は勝利するくらいが個人的に上級者の目安です。
やり始める年齢にもよりますが基本的には無理と思ってください(泣)
上級者はほぼ高校以上の学生時代からずっとしている人で何らかの結果を出したりの上級だった方々が殆どです。
中には高校以上の学生時代は中級者で大人になって上級者になったっていう方もおられますが、ありえないくらいの時間を卓球に使っています。
卓球の為に仕事を考えて卓球の為に住む場所も考えてしているようなレベルで毎日何時間も練習しまくって、それを10年以上やってようやくって感じで…
相当なセンスがある方で仕事せずに卓球に全てを注ぎ込んで数年で中級者から上級者になった方もおられますが、それだけ覚悟して卓球をして試合も当然出まくって武者修行みたいなのをしまくってようやくですからね(^^;)
そこまでやっても上級者に踏み入れれない方が殆どで私もそうやって卓球に人生を捧げていると言っても過言じゃないくらい卓球を覚悟を持ってやっている方々は知っていますが、それでも大人から上級者になれるのは本当に一握りです。
第一の問題として、そこまでの覚悟を持って卓球をやれるのかって所で殆どの方は無理な話だと思います(笑)
しかも覚悟を持っても確率は超低い訳く宝くじ当たるより低いようなもんですからね…
学生時代に中級者以上で久しぶりに大人になって再開した場合も上級者を目指すのは結構厳しいものがあります。
卓球も進化していますし用具も進化しているので逆に変に昔にやってて、その時のクセや感覚が上達を妨げる事もありますからね…
昔は全中に出ていた方やインターハイに出ていた方で本当に全く卓球に触れずに数十年ぶりとか久しぶりにしても中級どころか初級レベルでも何とか勝ったり負けたりっていうパターンも非常に多いです。
ずっと卓球を続けていても上級者を目指したり上級者である状況の維持は難しく、これは私の意見とかじゃなく統計的に見ての話なので現実的に見ると無理と思っておいてくださいっていう感じですね(泣)
中級者を目指す
※一般のオープン大会に出場して上位トーナメントに進めるくらいか下位トーナメントでも7割以上は入賞できて試合では8割前後は勝てるのが個人的な中級者の目安です。
これは余程高齢で卓球を初めてするっていう場合を除いては割と現実的に可能なラインだと思います。
ただこれも何となく練習を続けていたらなれるっていう訳ではありません。
そして大体は習っている方が到達できるレベルであって習わずに独自で中級者に到達する方は殆どいないです。
いずれにしても卓球にしっかりと向き合って自分にも向き合わないと到達は厳しいです。
高校以上の学生時代から卓球をしていて続けている方で元々が中級者や上級者であった方が中級者を維持するのはそこまでの練習時間を割けなくても可能な場合が多いですが大人になって始めるとなると毎日のように卓球に時間を割けないと結構厳しいです。
プロより卓球してるんじゃないかと思うような方が殆どです(笑)
しかもそれを10年以上続けてようやくっていう方が多く10年未満に到達できればかなり早い方です。
そこまで時間を割けなくても月に何度も試合に出たり少なくても1回あたり数時間で週の半分以上の日数は練習をしているなど何にしても時間を結構割いて、それなりに覚悟を持ってしている方やどっぷり卓球にハマっている方でないとほぼ無理です。
上級者との違いを見ても精度やコース取りや威力などの細かい所は大きく違いますが大まかなやってる事は変わらないが中級者です。
初級者の内は一芸があれば勝てるっていう事も多いですが中級者になるとそれも通用しなかったり戦略面も重要になってきます。
技術以外のそういった経験値なども含めてやはり年数が必要っていうのもあるんだと思います。
その分、高校以上の学生時代にしていた方で中級者以上の方は実戦経験があるのが大きいと思います。
戦略面もありますが、それよりも上級レベルには到達していなくても自分では考えれない上級レベルのボールを受けたり間近で見ているっていう感じで、そういった世界を知っているっていう経験も大きいと思います。
地域によっては全国トップのボールを受ける経験が学生時代は可能ですからね。
大人になってそういった経験はまぁ中々できないですし、そもそもしたいと思う人も少ないですしね(笑)
仮にそういった全国トップの方と対戦する機会があっても、そんなボールを打ってくれない事が殆どですしね。
学生時代の様に格下にもフルスイングで全力っていう方は少ないです。
なのでやはり学生時代にそれなりに経験をしている方との差は大きいですね。
高校以上の学生時代に卓球をしてきた方であっても元々全国レベルで上級者の中でもトップクラスだった場合は別ですが、そうでない場合は頑張らないと中級者の維持は難しいです。
ベースはあるので練習時間は短くても何とかなったとしても何も考えずに続けていても新時代の卓球にはついていけないので何らかの努力はしている方が殆どです。
なので中級者は現実的に可能であっても、そこまで容易な道ではないです。
あとは中級者を目指すにあたって初級者では勝たなくて良いと割り切るのも大事です。
初級ですぐ結果を出そうとすると変な癖が付いたり最終的に問題になる事が多いです。
暫く結果が出なくても我慢する忍耐力なども必要です。
ですが何年も結果が出ないと辛い事もあるでしょうし中級者を目指す事が必ずしも本人にとって良いかは分かりませんので、そこも難しい所ですね。
指導者問題
上達しないのは指導者が悪いと色々な所を回っている方も多く見かけます。
そういった相談もありますし実際に私の方に来てくださった方もおられます。
ですが大体は指導者の問題ではなく本人が覚悟がなかったり甘く考えているパターンです。
上記の項目にもあるように中級者以上を目指すのは容易な事ではありません。
まずはそれを現実的に考えて受け入れる事が中級者以上への道で最も重要な事の一つだと思います。
その上で本当に中級者以上を目指すのであれば指導者も考えようっていう感じですね。
もちろん人間なので合う合わないはあると思いますが指導者の考えを押し付けるのは私は良くないと思う派です。
やはり合わない事をしても上達はしませんからね…
ただ先を見て今合う事をしても後で問題になるような事もあるので、そこは指導者と相談しながら出来るのが一番良いと思います。
そういった話し合いをせずに指導者が悪いと思っている方が本当に多い印象です。
中には謎の理論を持って良く分からない押し付けをしている指導者も居てるので本当に指導者に問題があると感じた事もあります。
ですがまずは自分自身が現実を見て方向性をしっかり考えて指導者に伝えるのが大事です。
私は来てくださった方には基本的に何を目指すかなど方向性は確認しますが確認しない指導者の方の方が大多数だと思います。
確認すれば時間も取りますし悪い言い方すれば適当に打ってお金貰える方が楽なので(笑)
私は方向性と現実を総合して考えるのは非常に大事だと思いますし、それが本人にとって一番重要と思って確認しますが指導者に任せて言われた通りにしていたら勝手に上達して勝手に勝てるようになるって考えている方も多いですからね…
そういった方にそんな話をしても疎まれる事もありますし、お客さんを離さないっていうのを考えると上達したように見せたり楽しくしたりして次も来てもらうのが大事になるのも分からなくはないです。
私もバイトした所でそうしろって言われた事がありますが、儲けを考えると大事かもしれませんが自分自身がそういった所で習いたくないですし本気で上達したいっていう方も多いので騙してるみたいになるのも嫌なので私は正直に現実的にやってるって感じです。
ですが流石にレッスンを受ける側からしっかり要望があれば、ちゃんとそれに向かってしてくれる指導者の方が私は多いと思います。
多くあってくれという希望もありますが(笑)
なのでまずはそれを指導者に伝える事が大事なのと指導者任せにしないっていうのが大事ですね。
指導者と一緒に作り上げていくものくらいの考え方が良いかもしれません。
指導者も神様じゃないので個々の感覚や気持ちまでは分かりません。
気になった事は伝えたり相談できる関係を築けるかどうかっていう人間関係の相性も結構大事だと思います。
それを分かろうとしない指導者は問題はあるかもしれません。
ですが逆に意を汲みすぎて非現実的な事を教えてくれない指導者も無責任なように感じます。
まぁ現実を突きつけるというのは場合によっては受け入れられなくて客離れの要因にもなるので収益を考えると無難に適当にするのが一番なのかもしれませんが…
大体の方はしっかり話せば理解してくれるのですが、まぁややこしい人が居るのも事実なので、ここあたりは微妙な所です(^^;)
私みたいに現実を突きつける指導者の方が少ないと思うので、そういった事からもやはり本人が現実を受け入れたり覚悟したりするのが一番大事だと思います。
逆に中級者以上を目指さないっていう選択肢も別に悪くないですし総合的に何が良いか考えてもらう参考になればと思います。
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